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ニューカッスル・ユナイテッド NEWCASTLE UNITED  HOWAY THE LADS!!

ニューカッスル・ユナイテッド NEWCASTLE UNITED HOWAY THE LADS!!

オグチくんinterview

The English game will suit me perfectly
イングランド・スタイルは僕にピッタリ合うはずだ
●オグチくんインタビュー from Matchday Programm●

インタビュアー(以下Q):ようこそ、イングリッシュフットボールへ。そして、ようこそニューカッスルへ。早速だけど、フルハム戦でのデビューの感想を聞かせてもらえるかな?
オグチくん(以下G):断っておくけど、僕は自分に対して厳しい人間なんだ。でもフルハム戦での自分のプレーは悪くなかったと思うよ。致命的なミスはなかったし。残念ながら、チームはチャンスを生かすことができなかったんだけど。


Q:デビュー戦で、何か驚いたことはあった?
G:うん。とにかく選手たちのフィジカルの強さにはタマげたよ。フランスやベルギーのリーグだったら、絶対にファウルを取られてるようなプレーでも、皆、何事もなかったようにプレーしてるんだからね!!

Q:絶対にファウルになるプレーって、たとえばどんなの?
G:空中での競り合いとか、タックルもすごくハードだよね。

Q:じゃあ、君がイングランド・スタイルに馴染むのは時間がかかりそうかい?
G:希望もこめてだけど、それはない。最初の試合から、わりとすんなり溶け込めたし、特別な準備もしなくてそうだったし、チームにもすぐに馴染めたし。僕の一番の武器はサイズとフィジカルの強さだから、自分はイングランド・サッカー向きだって思うよ。

Q:サッカー?
G:ああ、ごめん。えーと、こっちじゃ「フットボール」って言わなきゃいけないんだよね?僕は、まず「フットボール」に慣れなきゃダメだね(苦笑)

Q:プレミアでプレーしたいっていう希望は前からあったのかい?
G:もちろん! プレミアでプレーするのが僕の最終目標だった。ニューカッスルから話をもらった時に、「待ちに待ったチャンスだ、いいところを見せなきゃ!」って思ったよ。

Q:今日はいよいよ、セントジェームズ・パークでのデビューだね。しかも相手はリバプールだ。どんな気分?
G:僕はヨーロッパでの生活が長いからね、リバプールについては今さら何も教えてもらう必要がないぐらい、よく知ってるよ。守備が素晴らしく良いチームで、タレントも揃ってる。よくオーガナイズされたチームだ。僕らは自分たちの持てる力をすべて発揮して、本当にベストを尽くして戦わなきゃいけない。

Q:君はアメリカ生まれのアメリカ育ちだよね。君の生い立ちについて教えてくれる?
G:OK。僕の両親はナイジェリア出身で、ワシントンDCに移住してきた。僕はそこで生まれ育ったんだ。ハイスクール卒業前に、大学にいくか、MLSのドラフトにエントリーするか、どっちかを選ばなきゃならなくて悩んだんだけど、うちの両親は教育を重んじる人たちでね、大学に行くよう勧められて、進学したんだ。でも2年で中退してヨーロッパに渡ると決めた。プロとしてサッカーを、失礼、フットボールをやろうと決心したんだ。

Q:ヨーロッパで最初のクラブはフランスのメッツだったよね? そこまでには何があったの?
G:僕は15歳からUSAのユース代表でプレーしていた。17歳の時の世界選手権では準決勝まで勝ち進んだのにPK戦で負けちゃってね。ワールドユースでは2回戦で負けちゃったんだけど、その時、メッツのフランソワ・デ・タデオにスカウトされたんだ。最初のシーズンはラ・ルビエールにローンされて、戻ってきたら、監督がジャン・フェルナンデスに代わっててね。彼が「昨シーズンの守備は酷いもんだった、おまえなんか要らない」というんで「オレはここにはいなかった。今はいたくない!!」って言ってやったよ。それでスタンダールが拾ってくれたってわけ。

Q:君はドイツ・ワールドカップも含めて、USA代表で17試合プレーしているよね。ドイツのことはちょっとした思い出になった?
G:ワールドカップは本当に素晴らしい経験だったよ。とくに若いプレーヤーにとってはあんな経験はなかなかできないからね。僕らはチェコとガーナに負けて、イタリアと引き分けた。イタリアとの試合が僕たちのベストゲームだと言われたけど、僕はどのゲームも内容は良かったと思うよ。チェコ戦で僕が相手にPKを与えてしまったんだけど、誓って言うけど、僕はあの時、相手の身体にはまったく触れてなかったんだ。いま、思い出しても、すごく悔しいよ。

Q:スタンダールからニューカッスルへの移籍は、君にとってステップアップなのかな?
G:ほぼ完璧にそうだよ。別にベルギーリーグやスタンダールのレベルが低いといってるんじゃないけど、プレミアはすべてがケタ違いなのは確かだよ。

Q:君は完全移籍を視野に据えて、ここにローン移籍してきたわけだけど、長くイングランドでプレーしたいと思っているのかな?
G:個人的にはイエス。できれば、このクラブで何かを成し遂げたい。その機会を与えてもらったんだから、チャンスがあれば、絶対にモノにしたいね。

Q:その意味でもUEFAカップに出られないのは残念だね。
G:そうだね。でも出られないのは移籍する時点でわかっていたことだから、嘆いても仕方ないよ。


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